競技規則

JUGGER SPORTS JAPAN
第1条 総則
- 本規則は、ジャガースポーツ(以下本競技)の安全性、公平性および競技性を確保することを目的とし、日本国内の公式競技会およびこれに準ずる競技において適用されます。
- ルールの制定および改定は、ジャガースポーツが認定した規則委員会が行うことができます。
- 規則を変更する場合は、変更日の1ヶ月以上前に、公式ウェブサイトその他公的な手段により周知するものとします。
- 国際団体等が定めるルールと異なる場合でも、日本国内における競技では本規則を優先して適用します。
第2条 ゲーム概要
- 本競技は、各チームから選出された5名のフィールドプレイヤーによって行われる対戦型球技スポーツです。本競技では、走力、戦術、チームワーク、そして特有のギアを用いた攻防によって得点を競い合う、戦略性の高い競技性を有します。
- ゲームの目的は、制限時間内において、より多くの得点を獲得したチームが勝利することです。
第3条 用語の定義
- 本条は、本競技において使用される主要な用語の定義を示します。
- チーム
最大8名の選手で構成される競技単位をいいます。そのうち5名がフィールドプレイヤーとして試合に出場し、残り3名は控え選手として登録されます。
フィールドプレイヤー
試合に出場する5名の選手をいい、1名のランナーおよび4名のエンフォーサーで構成されます。
ランナー: 唯一スカルを保持し、ゴールへ運ぶことができる選手をいいます。ランナーは得点動作を行い、また攻守の指示を担う場合があります。
エンフォーサー: ギアを装備して攻防を行い、自チームのランナーを支援する役割を担う選手をいいます。相手選手に有効打を与えることで、一定時間ダウンさせることができます。
フィールド: 競技が行われる長方形の区域をいい、標準寸法は縦40m、横20mとします。中央にはセンターラインおよび半径7mのセンターサークルが設けられ、各陣地端部はエンドライン、外周はアウトラインとします。
ゴール: 各チームのエンドラインから2m内側に設置される、得点の対象となる設備をいいます。構造は底面の直径が30cm以上の切頭円錐形であり、上部中央には直径約12cm、深さ約20cmの穴を有します。
スカル: 一般的な球技におけるボールに相当する、本競技で得点に使用される用具をいいます。安全性を確保するため、フォーム素材で構成されることを原則とし、サイズは長さ20cm〜25cm、直径6.5cm〜8cm、重さ200g〜300gの範囲とします。
ギア: エンフォーサーが使用する競技用具をいいます。一部のギアには、同時に装備できる人数に制限が設けられているものがあります。ギアの種類および使用条件の詳細は、別途定めます。
第4条 フィールドの構造・規格
本条は、本競技におけるフィールドの構造、寸法、および各区域に関する基本規格を定めます。
- フィールドの形状および寸法
フィールドは、縦40m、横20mの長方形を標準とします。 地面は平坦かつ安全で、芝、人工芝、またはそれに準ずる素材でなければなりません。公式戦においては、この規格を遵守するものとします。 - フィールドの区域区分
フィールド内には、以下のラインと区域が設けられます。全てのラインは、フィールドの一部とみなされます。
センターライン: フィールドの中央を横断する線であり、フィールドを二つの等しいエリア(自陣と敵陣)に分割します。
センターサークル: フィールドの中心に設けられる円形区域であり、半径7m(直径14m)とします。
エンドライン: フィールドの短辺に沿って設けられる線であり、各チームの陣地後端を示します。
サイドライン: フィールドの長辺に沿って設けられる線であり、フィールドの側面境界を示します。
アウトライン: フィールドの外周を囲む全ての境界線(エンドラインおよびサイドラインを含む)を総称します。スカルがこの線を完全に越えた場合、アウトオブバウンズとなります。
自陣および敵陣: センターラインを境に、各チームから見て自チームが攻撃するゴールがある側を敵陣、自チームが守るゴールがある側を自陣とします。 - ゴールの設置位置および構造
ゴールは、各チームのエンドラインから2m内側の、フィールド横方向中央に設置されるものとします。 ゴールの設置位置: には明確なマーキングを行い、両チームで均等な配置となるよう調整されなければなりません。 ゴールの構造: は、底面の直径が少なくとも30cm以上の切頭円錐形とし、上部中央には直径約12cm、深さ約20cmの穴を有します。ゴールの材質: は安全かつ耐久性のある素材とし、選手が衝突しても怪我をしないよう、最大限配慮された構造でなければなりません。 - 安全配慮
フィールドおよびその周辺設備は、選手が転倒または接触した際にも怪我を防ぐよう、適切に整備されていなければなりません。主催者は、試合開始前にフィールドの安全確認および必要な保護措置を講じる責任を負います。
第5条 ゲームの進行
- 試合開始
試合は、両チームがそれぞれのエンドライン外側に整列した状態から開始されます。
スカルは、これを保持するチームのゴールに配置されます。
主審の合図により、スカルを保持するチームのランナーがゴールから動き出すことでゲームが開始されます。 - 試合時間
試合の規定時間は、別途定める大会規定によります。
試合終了時において、より多くの得点を獲得したチームが勝利します。 - 試合進行の原則
試合は両チームが同時に攻守を行う形式で進行します。
スカルを保持するランナーを中心に、両チームの選手は攻撃・防御を行います。 - ポジション及び役割
a. ランナー
チームの得点を目的としてスカルを保持し、相手ゴールを目指す選手です。
スカルを保持していない場合のみ、タッチによって相手ランナーをダウンさせることができます。
b. エンフォーサー
チームの守備を担当し、相手の攻撃を阻止する選手です。
自チームのランナーをサポートし、相手選手に対してテイクを行います。
ギアを用いてスカルの移動に関与し、プレイを妨害または展開します。 - ダウン
a. エンフォーサーのダウンエンフォーサーは、ギアの有効打撃面であるブレードから有効打を受けた場合、その場で片膝をついてしゃがむことでダウンを示します。ダウンしたエンフォーサーは、5秒間のカウントし、カウント終了後、速やかに立ち上がりプレイに復帰します。
b. ランナーのダウン: ランナーは、相手エンフォーサーまたはランナーから有効打を受けた場合、その地点から最大半径3m以内にスカルをリリースし、最も近いアウトライン外に出ます。その際、ダウンを示すため片腕をあげながらアウトラインまで移動します。アウトライン外に出たランナーは、プレイに復帰できます。
c. ダウン中の行動制限: ダウン中の選手は、プレイに干渉することはできません。
d. ダウンタイムの調整: ダウンタイムはギアの種類によって異なり、近接ギアは5秒、遠隔ギアは8秒でカウントされます。
e. テイクによるダウンタイムの調整: ダウン中にテイクが行われた場合、ダウンタイムのカウントはリセットし、テイクが解除された際に再度規定時間をカウントする。 - テイク
a. テイクの定義: テイクとは、ダウンした選手に対し、静止した状態でギアを継続的に接触させ、ダウンタイムの進行を一時停止させる行為を指します。
b. テイクの実施条件: ギアの接触は静止状態で行われなければならず、不用意な動きや押し付けは認められません。
c. テイクの解除: テイクの解除は、ギアの離脱またはテイク選手自身のダウン時に自動的に行われます。
d. テイクの制限: 同時にテイクできるのは1人のダウン選手のみとし、複数のダウン選手に対する同時テイクは禁止されます。 - ヒット判定
a. ヒットの定義: ヒットとは、ギアの有効打撃面が相手の有効部位に接触する行為を指します。ランナーがスカルを保持している場合は、スカルも有効打撃の対象となります。
b. 有効・無効部位: 頭部および手首から先は無効部位とし、つま先を含む全身を有効部位とします。グリップを握る手は無効部位に含まれます。
c. 防御行動における有効部位: パーリングなどの防御行動は、手首から先を含む腕全体が有効部位となります。
d. 同時ヒットの判定: ほぼ同時の有効ヒットは両者ダウンとし、その判定は主審の裁量に委ねられます。これに対する異議申し立ては認められません。 - 得点(ゴール)
a. 得点の定義: 得点は、スカルを保持したランナーが相手チームのゴール内にスカルを設置することによって成立します。相手チームのゴール内にスカルを設置したと同時にダウンした場合は、ゴールと認めます。ただし、ランナーがスカルを設置するよりも前にダウンした場合は、ゴールを認めません。
b. 点数: スカルがゴールに設置された時の得点は1点とします。ゴールデンスカルがゴールに設置された場合の得点は2点とし、この特別得点は得点チームに関わらず適用されます。ゴールデンスカルに関する詳細な規定は、**第12条「ゴールデンスカル」**を参照してください。
第6条 タイムアウトおよび選手交代
- タイムアウト
各チームは、試合中に1回、2分間のタイムアウトを審判員に要求できます。
ただし、前半後半を問わず、残り時間が3分以内の場合は要求できません。
タイムアウトは、以下のいずれかの状況でゲームが停止している間に限り要求できます。
- スカルがアウトオブバウンズになった時
- 得点が入った時
- 反則によるゲーム停止時タイムアウトを要求する際は、チームの代表者または監督が、主審に対し明確なジェスチャー(例: 両手でTの字を作る)と「タイムアウト」のコールで申告します。
タイムアウトは、プレイヤーが休息したり、チームの戦術を確認したりするために利用できます。
タイムアウト中、選手はベンチに戻り、コーチからの指示を受けることができます。ただし、スカルやギアはフィールド内に残すものとします。
タイムアウトは、主審がタイムアウト終了を告げるか、2分が経過した時点で終了し、ゲームは中断前の状況から再開されます。
- 選手交代
選手交代は、以下のいずれかの状況でゲームが停止している場合にのみ認められます。
- 試合中にスカルがアウトライン外に出た時
- インターバル時(ハーフタイムなど)
- タイムアウト時
試合中の交代は、各チーム3回まで認められます。
ただし、以下の場合は例外として交代が認められ、交代回数には含まれません。
- 選手の負傷による交代
- 審判員が認めた場合
選手交代は、攻撃権がある場合のみ審判員に要求することができます。
1回の交代に要する時間: は1分以内とします。
試合中に交代する選手は、速やかにフィールドのアウトライン外に出て、交代する新しい選手と入れ替わることとします。
交代してフィールドから退いた選手は、自チームのベンチに戻り、休息時間を取ることができます。
フィールド上の選手数: は常に5名(ランナー1名、エンフォーサー4名)を維持しなければなりません。
第7条 試合の再開形式
- 試合再開の共通原則
以下のいずれかの状況で試合が中断した場合、主審の合図により試合を再開します。
- 得点が決まった場合
- スカルがフィールド外に出た場合
- 反則が発生した場合
- その他、主審がゲームの中断が必要と判断した場合
- 得点後の試合再開
得点が決まった後の再開は、得点された側のチームのゴールからスカルを配置して開始されます。これはペナルティアタックによる得点後も同様とします。 - フリースカルの実施
a. 適用: 反則やその他の理由で試合が停止した場合、主審の指示する地点から実施されます。
b. 方法: 攻撃側のエンフォーサーがギアでスカルに触れ、主審のホイッスル後、ギアを使ってパスを行うことで開始されます。
c. 守備側の配置: 守備側の選手は、フリースカルが行われる地点が自陣である場合は、エンドライン、敵陣である場合はハーフラインより再開する。
d. 反則への対応: 守備側選手が主審の合図前に動いた場合や、スカルが攻撃側のコントロール下に入る前に干渉した場合、再開がやり直しとなるか、反則(軽度な反則、またはスポーツマンシップに反する行為)が適用される場合があります。 - ギア・リターンの実施
a. 適用: スカルがアウトライン外に出た場合、最後にスカルに触れたチームの相手チームにギア・リターンの権利が与えられます。ただし、ランナーがスカルをリリースした後にスカルがアウトラインを超えた場合は、第7条5項に定めるペナルティアタックが適用されます。
b. 方法: 該当するアウトライン上の主審の指示する地点から、エンフォーサーがギアを用いてスカルをフィールドに戻すことで行われます。
c. 守備側の配置: 守備側の選手は、ギア・リターンが行われる地点が自陣である場合は、エンドライン、敵陣である場合はハーフラインより再開する。
d. 反則への対応: 守備側の選手が主審のホイッスル前に動いた場合や、スカルが攻撃側のコントロール下に入る前に干渉した場合、再開がやり直しとなるか、反則(軽度な反則、またはスポーツマンシップに反する行為)が適用される場合があります。 - ペナルティアタックの実施
a. 適用: 第8条4.fに定める「重度な反則」によって、相手ゴールへの確実な得点機会が阻止された場合に適用されます。また、通常プレイでランナーがダウン時にリリースしたスカルがアウトラインを超えた場合にも適用されます。
b. 開始位置:
攻撃側: 攻撃側のランナーおよびエンフォーサー2名は、スカルを保持せず、相手コートのハーフライン上の任意の位置から開始します。
守備側: 守備側のエンフォーサー2名は、自チームのエンドライン上の任意の位置から開始します。
スカルの配置: 主審が指定するハーフライン上の特定の位置にスカルが置かれた状態で開始されます。
c. 参加選手:
攻撃側: ランナー1名とエンフォーサー2名が参加します。
守備側: エンフォーサー2名が参加します。
その他の選手は、フィールド外(例: チームベンチ裏または指定された退避エリア)に退避し、プレイに干渉することはできません。
d. 開始とプレイの進行: 主審の合図によりペナルティアタックが開始されます。攻撃側は、スカルが置かれた位置からスカルを回収し、守備側を突破しゴールを目指します。攻撃側のエンフォーサーは、ランナーを援護し、守備側のエンフォーサーをダウンさせることを目指します。守備側のエンフォーサーは、攻撃側のランナーをダウンさせ、ゴールを阻止することを目指します。
e. 終了条件: 以下のいずれかの状況が発生した場合、ペナルティアタックは終了し、得点判定が行われます。
- ランナーがダウンした場合。
- ランナーがスカルをゴールに入れた場合(得点成立)。
- スカルがアウトラインを越えた場合(アウトラインを超えた地点より、攻撃側のギア・リターンにより再開します。)
- いずれかのチームが反則を犯した場合(主審がペナルティアタックを終了し、通常の反則処理を行います)。
f. 得点と試合再開:
ペナルティアタックの結果、得点が認められた場合、その得点は1点とします。
得点によるペナルティアタックの終了後、試合は得点された側のチームのゴールからの再開となります。
g. ランナーダウン時の対応: ペナルティアタックがランナーのダウンで終了した場合、ダウン地点から攻撃側のフリースカルによりプレイが再開されます。
h. ペナルティアタック実施中: は通常の試合時間に含まれます。
第8条 反則とペナルティ
- 反則行為の基本原則
本競技における反則は、その性質に応じて試合を停止するか、またはプレイを継続させるかによって区分されます。審判員は、各反則行為の性質、状況、悪質性、および試合全体への影響を総合的に判断し、最も適切かつ公平なペナルティを適用します。 - 試合を停止する反則 (Stop-Play Fouls)
定義: 発生時点で試合を一時的に停止し、ペナルティを適用した後に再開する反則行為です。主に選手の安全に関わるものや、試合の公平性を著しく損なうもの、明確なルール違反が該当します。
a. 重度な反則 (Major Fouls)
選手の安全を著しく脅かす行為や、ゲームの公正性を損なう重大な違反です。
- 具体例
- 相手選手に対し、意図的に倒す・押す・引っ張るなど、プレイに関係のない危険な身体接触。
- 過度な力を用いた攻撃行為。
- 股間部、頭部(特に後頭部)、喉元など身体への攻撃。
- 柄部分での攻撃、およびブレード部分のみを持った状態での攻撃。
- Q-Tip、Staffによる膝下への突き攻撃を除く、相手選手への全ての突き攻撃。
- Chainに限り、ブレードを手で保有した状態での攻撃、およびロープ部分を用いた足を引っ掛ける行為で、審判員が悪質であるとみなしたもの。
- ゴールの穴をギアまたは身体の一部で意図的に塞ぐ行為。
- 不用意なギアの振り回しなど、危険性があると審判員が判断した行為。
- エンフォーサーが、ギアを用いて相手ランナーを故意に転倒させた場合。
適用される主なペナルティ: フリースカル・ダウン(当該選手)・一時的退出・退場・ペナルティアタック。審判員は、上記のペナルティの中から状況に応じて最も適切なものを選択し、適用します。
b. スポーツマンシップに反する行為 (Unsportsmanlike Conduct)
定義: 競技の精神に反し、相手選手、チームメイト、審判員、観客、または競技会全体の名誉を傷つける行為。
具体例:- 暴言、侮辱、差別的な発言。
- 審判員への不当な異議や、指示への意図的な不服従。
- 故意の遅延行為や、試合の進行を妨害する行為。
- 故意にスカルを遠方へ投擲する行為(悪質な場合)。
- 競技の公平性を損なう目的での不正行為。
- フリースカルやギア・リターン時、主審のホイッスル前に、明確な有利を得ようと早すぎる動き出しをすること。
- ダウン中の選手が、意図的かつ明確にランナーの進路を妨害すること。
審判員は、上記のペナルティの中から状況に応じて最も適切なものを選択し、適用します。
- 試合を停止しない反則 (Play-On Fouls)
定義: 発生しても即座に試合を停止せず、プレイを継続させながらペナルティを適用する、あるいは状況に応じて後で対処する反則行為です。主にゲームの流れを大きく妨げない軽微な違反が該当します。
a. 軽度な反則 (Minor Fouls)
定義: 競技規則の軽微な違反であり、主にゲームの円滑な進行を妨げる行為や、安全性が低いと判断される行為です。
具体例:
- 適切な「ダウン」を速やかに行わない行為(ただし、遅延が著しい場合はスポーツマンシップに反する行為となる)。
- ダウン中のエンフォーサーへの不要な接触(テイク以外の接触)。
- ゲーム開始時や再開時に、規定の配置をわずかに守らない行為。
- 意図しない軽微な接触で、相手のプレイを妨げた場合。
- ダウンしたランナーが、規定の範囲(最大半径3m以内)を超えてスカルをリリースする行為。
- ダウン中のエンフォーサーが、ギアを使用しているか否かにかかわらず、身体の一部(手、足、体など)やギアでスカルを不当に覆い隠したり、固定したりして相手の回収を妨害する行為。
- フリースカルやギア・リターン時、主審の合図直後、攻撃側の選手がスカルを完全にコントロールする前に、守備側が不当にスカルの進路に干渉する行為。
- ペナルティの種類と内容
a. 口頭注意: 審判員が口頭で注意を与えます。
b. 警告: 審判員が口頭で警告を与えます。
c. ダウン: 反則を犯した選手はその場でダウンが適用されます。(主に軽度な反則、または状況に応じて重度な反則の一部に適用される場合があります。)
d. 一時的退出: 選手はアウトライン外へ退出し、30秒間のカウント後に復帰できます。(主に軽度な反則の累積、または重度な反則の一部に適用されます。)
e. 退場: 選手は試合から退場し、当該試合に復帰できません。(主に重度な反則の累積、または極めて悪質な行為に適用されます。)
f. Inferred Goal (インファード・ゴール):
定義: 試合を停止しない反則(軽度な反則)が発生した際、審判員の専門的判断に基づき、その反則が無ければ攻撃側のランナーが確実に得点していたと推測できる場合に、得点が認められます。
得点方法: Inferred Goalが認められた場合、試合は一時停止します。その後、Inferred Goalを得た側のランナーがスカルを保持し、相手ゴールライン上の所定の位置(例: ゴール正面、または主審が指示した位置)から、妨害なしに相手ゴールにスカルを投入します。
得点: Inferred Goalによって付与される得点は、反則が発生した際にフィールドに投入されていたスカルの種類に準じます。
通常のスカルが投入されていた場合: 1点
ゴールデンスカルが投入されていた場合: 2点
適用基準: Inferred Goalの適用は、審判員の最終的な裁量に全面的に委ねられます。主審は以下の状況を総合的に判断し、その反則がなければ確実に得点に至ったであろうという明確な確信がある場合にのみ、これを適用します。
反則が発生した時点: でのランナーのスカル保持状況と進行方向。
ゴールまでの距離: と、ランナーを阻止できる守備側の有無およびその位置。
反則がランナーの得点機会に与えた影響の明確性。
特に以下の軽度な反則が直接得点機会を妨げたと判断される場合:
- 適切な「ダウン」を速やかに行わない行為が、結果的にゴールを防いだ場合。
- 意図しない軽微な接触が、ゴールへ向かうランナーのスカルの進路を不当に変え、得点機会を奪った場合。
- ダウン中の選手が、意図せずともランナーの確実なゴールへの進路を妨害した場合。
- 攻撃側のギアによる接触または転倒が、相手ランナーの確実な得点機会を妨げたと判断される場合。
上記判断において、ゴールの成立が確実に推定できない場合は、ペナルティアタックを適用します。
試合再開: Inferred Goalが確定した後、試合は通常の得点時スタートで再開します。
g. ペナルティアタック (Penalty Attack):
定義: 相手ゴールへの確実な得点機会を、意図的または極めて危険な「重度な反則」によって阻止した場合に、攻撃側に与えられる特別な攻撃機会です。また、通常プレイでランナーがリリースしたスカルがアウトラインを超えた場合にも適用されます。
適用条件: 審判員の判断に基づき、以下のいずれかの状況で適用されます。
ランナーがスカルを保持し、他に阻止できる守備側のエンフォーサーがいない状況で、明らかに得点に至るであろうと判断されるコースにいた際に、防御側の選手が「重度な反則」を犯し、その得点機会を直接的に妨害した場合。
特に、ゴールエリア内またはその直前で、重度な反則(例: 股間部・頭部への攻撃、過度な力を用いた攻撃行為、ゴールの意図的な身体による塞ぎ込みなど)によって、スカルをゴールに入れることが不当に阻止された場合。
得点: ペナルティアタックによって得点が認められた場合、その得点は1点とします。
試合再開: ペナルティアタックが確定した後、試合は得点された側のチームのゴールからの再開となります。
h. 警告試合/没収試合: チーム全体または監督に対し、著しく規律を乱す行為があった場合に公式に警告を与えることができます。改善が見られない場合、または重大な違反があった場合、試合の没収を宣言することができます。
i. その他: 上記にない反則行為についても、審判員の裁量によりペナルティが適用されます。
- 反則の累積
同一選手が同一試合中に軽度な反則を3回行った場合: 、一時的退出が科せられます。
同一選手が同一試合中に重度な反則を2回行った場合: 、退場処分となります。
同一チームの選手が反則を繰り返し、試合進行を著しく妨げていると審判員が判断した場合: 、チームの監督に警告を与えることができます。
上記の警告後も状況が改善されない場合、審判員は当該チームまたは選手に対し、試合の公平性および安全性を確保するため、警告、一時的退出、または退場を含め、本規則に定めるペナルティをより厳格に適用する裁量を有します。 - ダウン拒否に対する対応
ダウンを取られたにもかかわらず、選手が正当な理由なくダウンしなかった場合、審判員は注意またはペナルティを科すことができます。審判員は、試合の円滑な進行を妨げないよう、状況に応じて柔軟に判断するものとします。
第9条 ユニフォーム・装備の基準
- ユニフォームの着用義務
全ての選手は、規定されたユニフォームを着用しなければなりません。ユニフォームは安全性を損なわず、かつチーム内で同一の意匠であることを要します。 - 詳細規定の外部化
ユニフォームの詳細な仕様やデザインについては、別途定める「ジャガースポーツ 設備・用具・服装に関する規定」に準拠するものとし、選手および関係者はこれを遵守しなければなりません。 - 禁止事項
選手は以下の装備や行為をしてはなりません。
- 金属製のアクセサリー、鋭利な装飾品の着用
- 破損または欠損により危険を生じる恐れのある装備の使用
- 競技進行や他選手の安全を著しく妨げる装備や装具
硬質素材を用いた防具の装着は原則禁止します。ただし、ネックガードおよびゴーグルに限り硬質素材の使用を認めます。 - その他、主審または競技運営委員会が危険と判断したもの
第10条 ギアの使用規定
- ギアの定義
ギア: とは、エンフォーサーが競技中に使用する用具をいいます。 - 安全基準の遵守
ギアの使用にあたっては、別途定める「ジャガースポーツ 設備・用具・服装に関する規定」に規定された安全基準および使用条件を遵守しなければなりません。 - 主審の権限
主審は、ギアの使用が安全基準に適合しないと判断した場合、その使用を禁止することができます。
第11条 用具・用品の規格
- スカルの規格
スカルはフォーム素材で作られ、安全性が確保されたものでなければなりません。 サイズ: は長さ20cm〜25cm、直径6.5cm〜8cm、重さ200g〜300gの範囲とします。 - ゴールの規格
ゴールは底面直径30cm以上の切頭円錐形とし、上部中央に直径約12cm、深さ約20cmの穴を有するものとします。 ゴールの材質: は安全かつ耐久性のある素材とし、選手の安全を妨げない構造でなければなりません。 - その他用具・用品
その他競技に使用される用具・用品については、別途「ジャガースポーツ用具規格ガイドライン」に定めるものとし、安全性・公平性が確保されるよう管理されます。
第12条 ゴールデンスカル
-
宣言権および得点
a. 各チームは試合中に一度だけ、ゴールデンスカルの宣言権を行使することができます。
b. 宣言権は、試合再開前に審判員に対して申告しなければなりません。
c. 通常のスカルがゴールに設置された場合の得点は1点とします。
d. ゴールデンスカルがゴールに設置された場合の得点は2点とし、この特別得点は得点チームに関わらず適用されます。 -
状態解除および適用除外
a. ゴールデンスカルは、得点が決まった直後に通常のスカルに戻ります。
b. また、試合のセット終了時や、別途大会規定で定める特定のタイミングにおいても通常のスカルに戻るものとします。
c. ゴールデンスカルの特別得点ルールは、ペナルティアタックには適用しません。
第13条 試合の勝敗決定
延長戦(ゴールデンゴール方式)
- 延長戦は5分間で行われます。
- 延長戦中に先に1点を獲得したチームが勝利となります。
- 延長戦で決着がつかない場合は、勝敗決定戦を行います。
勝敗決定戦
- 勝敗決定戦は、各チームの代表選手1名を選出し、先に相手チームのエンフォーサーからダウンを取ったチームが勝利となります。
- 勝敗決定戦の試合時間は3分とします。
- 勝敗決定戦で決着がつかない場合は、試合開始後最初に得点を獲得したチームの勝利とします。
- 勝敗決定戦は片方チームの陣地内で行い、決戦中のエンフォーサーはハーフライン及びアウトラインを出てはなりません。
第14条 審判員の規定
- 審判員の役割
審判員は試合の公正な運営を担い、ルールの適正な適用と安全管理を行います。 - 審判員の資格
審判員は、所定の資格を有し、競技運営団体が認定した者でなければなりません。ただし、主催者または競技を統括する団体がその都度適切と認めた人物は、当該資格を有さずとも審判員として活動できるものとします。 - 審判員の権限
審判員は、試合中にルール違反を発見した場合、適切な警告・ペナルティを科すことができます。 審判員の判定は最終的なものであり、状況に応じた公平な判断を下すため、これに対する異議申し立ては原則として認められません。 安全上の懸念がある場合、審判員は試合を一時停止または中止する権限を有します。 - 試合進行の円滑化と裁量
審判員は、試合の円滑な進行を優先し、あらゆる状況において最大限の裁量をもってペナルティを科すものとします。 全ての違反を即時に確認・対応することが困難な場合があることを踏まえ、審判員は競技の精神と安全性を考慮し、公平かつ安全な競技環境を維持するため、本規則に明記されていない事象や、予期せぬ状況に対しても、柔軟かつ適切に判断し、運用する権限を有します。
継続的な不適切なプレイには累積的処分を適用できます。 - 審判員の配置
試合には主審、副審および必要に応じて追加の補助審判を配置します。
